【虫ききの会】まるで江戸時代…!幻想的な庭園で虫の音を聞くイベント【向島百花園】

向島百花園
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都立庭園の向島百花園(東京・墨田)で、秋の訪れを虫の音色とともに楽しむ伝統行事「虫ききの会」が開催された。

2025年は8月28日から31日までの日程で夜間開園され、訪れた人々は幽玄な光の中で響く虫たちの合唱に耳を傾けていた。

また、夜の庭園を行灯の光をたよりに散策することができたり、ライトアップされた竹林や東京スカイツリーを鑑賞することができるなど、普段とは違う一面を見せる向島百花園を堪能することができる。

この記事では、虫ききの会に実際に赴いた筆者の現地レビューをお届けする

虫ききの会の概要

虫ききの会を開催する向島百花園は、江戸時代に花の咲く草花鑑賞を中心とした「民営の花園」として開園した歴史を持つ。

この「虫ききの会」もまた、江戸時代から続く由緒ある行事である。

期間中に行われる「放虫式」というスズムシを放つ儀式は、
初代園主・佐原鞠塢(きくう)の没後、近親縁者が供養の儀式である「放生会」として虫を放したことが始まりとされている。

このほか、かごに入った虫の音を間近で楽しむ「鳴く虫の展示」や茶会、虫細工教室など、様々な催しが開かれ、江戸から続く風情を今に伝えている。

場所:向島百花園

住所:墨田区東向島3丁目18−3

アクセス:東向島駅 徒歩8分/京成曳舟駅 徒歩13分

開催日:2025年8月28日(木)から31日(日)

開催時間:午前9時〜午後9時(夜間開園)

入園料:大人150円/65歳以上70円

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現地レポート

夜間開園の本イベントだが、入場は通常の入園料(大人150円)のみで可能である。

筆者は年間パスポートを所有していたため、追加料金を支払うことなく入園した。

園内は園路の至るところに灯りが設置されており、夜でも不自由なく散策することができる。

都立庭園の夜間開園では立ち入れるエリアが制限されることが多い中、本イベントは園内を自由に散策できるのが嬉しい。

広い園内全てが開放されているので、来園者で混み合うことがかなり少ない。

まるで園主になったつもりでゆったりと散策を堪能することができた

雰囲気を引き立てる「絵行灯」

各所に設置された「絵行灯」が、夜の庭園に一層の趣を加えていた。

和紙には向島百花園ゆかりの俳人の句や、墨田区ゆかりの葛飾北斎の絵が描かれている。

和紙越しに揺れる柔らかな光が演出する光景は、これを見るだけでも訪れる価値があると断言できる。

様々な展示

庭門を入ってすぐの広場にある「つる物棚」には、ひょうたんやカボチャ、夕顔などが飾られ、来園者の目を楽しませる。

鳴く虫の展示」では、かごに入れられたスズムシやカンタンなどが、格子を通して趣ある鳴き声を届けてくれる。

都会では決して聞くことが出来ない音が、この向島百花園で聴くことができる。

まるで、この庭園だけ江戸時代のまま時が止まったかのようだった。

ここでしか見れない夜の庭園とスカイツリー

筆者が最もおすすめする場所は「桑の茶屋跡」である。

夜になり静まった庭園と、闇の中に浮かび上がるライトアップされたスカイツリーとの対比は実に素晴らしい。

普段は夜間に入れない庭園からこの景色を鑑賞できるのは、またとない貴重な体験であろう。

竹林エリアは京都の嵐山と見紛うほどの雰囲気を醸し出し、「萩のトンネル」では、内部に灯された灯りが秘密の地下道を進むような高揚感を感じさせた。

竹林エリア
萩のトンネル
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まとめ

園内の至る所に風鈴や和傘といった和の飾り付けが施されており、その徹底された世界観はまるで江戸時代にタイムスリップしたかのようだった。

また、売店では飲食も販売されており、庭園内の机で一息つくこともできる。

次は着物で訪れ、この世界にさらに深く浸ってみたいと感じさせる、魅力あふれる一夜であった。


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